マテ茶を楽しむためには、専用の容器・カップ・まて壺選びも重要なポイントの一つです。容器の素材や形状によって、味わいや使い勝手が異なります。また、カップの種類によってマテ茶の風味や保温性、デザインも大きく変わるため、自分の好みに合った容器を選ぶことが大切です。
南米ではマテ茶の専用カップ・容器のことを、スペイン語で単純に「マテ」と総称して呼ぶことが一般的です。
本記事では、伝統的なものから現代的なものまで、さまざまな種類のマテ茶の容器について詳しく解説します。マテ茶をより楽しむために、ぜひ参考にしてください!
ひょうたん(カラバッサ)製のマテ壺
最も伝統的なマテカップの一つが、ひょうたん製のカップです。南米では「カラバッサ」、「マテ・ポロンゴ」、「マテ・ポロ」とも呼ばれています。
アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイなどのマテ茶文化圏で何世紀にもわたって愛され続けてきました。その歴史は古く、南米の先住民族であるグアラニー族が天然のひょうたんをくり抜いてマテ茶を飲んでいたことに起源を持ちます。
使用にあたっては、天然素材ゆえの特別なお手入れが必要です。初回使用前には適切な慣らし作業を行い、使用後はしっかりと乾燥させることで長くお使いいただけます。この手間暇をかけるプロセスも、ひょうたん製マテ壺ならではの醍醐味として多くの愛好家に親しまれています。

特徴:
・天然素材ならではの風味と、時間とともに変化する味わい。
・装飾が施されたものもあり、デザインの種類が豊富。
・使用前に「カップの慣らし(クラード)」という工程が必要。
・金属の枠をつけるなど、耐久性が向上している。
・アルパカ(洋白)の枠に革で覆われたひょうたんのマテを、「マテ・インペリアル」”皇帝のマテ”と呼ぶ。

メリット:
・伝統的な雰囲気を楽しめる。
・マテ茶の風味を豊かにする。
・見た目が美しく、インテリアとしても魅力的。
デメリット:
・使い始める前の処理が必要。
・乾燥させないとカビが発生する可能性がある。
・割れやすく、寿命が短い場合がある。
おすすめの使い方:
・伝統的な飲み方を楽しみたい方に。
・木製のボンビージャ(ストロー)と合わせると、より風味を楽しめる。
※マテ茶サロンTERERÉではインペリアルマテといった伝統的なスタイルのマテ壺でありながら、内側はステンレスで手入れが不要な、マテ壺も販売しています。ぜひ、ぜひご覧ください!
木製のマテ壺
ケブラコ、パロサント、オークなどの木材で作られた木製のカップも人気です。ひょうたん製に次いで伝統的で根強い愛好者を持つ木製のマテ壺は、天然木材ならではの温かみのある手触りと美しい木目が魅力的で、使用する木材の種類によってマテ茶の風味や香りに独特の変化をもたらすことができる、非常に奥深い容器です。
木の温もりや特有の香りといった自然の恩恵を存分に感じたい方、使うたびに変化していく味わいの深まりを楽しみたい方、そしてインテリアとしても映える美しいデザインをお探しの方に、木製のマテ壺は特におすすめといえるでしょう。

特徴:
・木の種類によって風味が異なる。
・パロサントは独特の甘い香りを持ち、マテ茶の風味を引き立てる。
・ナチュラルで温かみのあるデザイン。
・ひょうたん製よりも耐久性が高い。
・絵の具で絵付けをすることができ、デザインが豊富
メリット:
・ひょうたん製よりもカビが発生しにくい。
・独特の香りがマテ茶の風味を深める。
・割れにくく、比較的長く使える。
デメリット:
・ひょうたん製同様に、使い始める前の処理が必要。
・香りが強いため、好みが分かれる。
・長時間水分を含んでいると劣化しやすい。
おすすめの使い方:
・香りを楽しみたい方に。
・おしゃれでナチュラルなカップを求める方に。
・ひょうたん製よりもリーズナブルなマテカップを試したい方。
角(ホーン)製のマテ壺
角(ホーン)を使用したマテカップも、伝統的なカップの一つです。牛や水牛の角を加工して作られており、パラグアイで伝統的に使用されてきたタイプで「グアンパ」と呼ばれています。**この「グアンパ」という名称はグアラニー語で「角」を意味するとされており、パラグアイの先住民族の文化と深く結びついた歴史ある容器として、現在でもアルゼンチン北部やブラジル南部などの地域で広く親しまれています。
パラグアイではこのグアンパで、冷たいテレレを飲むのが主流です。
日本でグアンパを見つけるのは少し難しいかもしれません。

特徴:
・天然素材でありながら、ひょうたんや木製よりも耐久性が高い。
・独特の光沢と模様が美しく、高級感がある。
・軽量で持ちやすく、割れにくい。
メリット:
・見た目が美しく、一点もののデザインが楽しめる。
・耐久性があり、長く使用できる。
・ひょうたんや木製と比べて、手入れが簡単。
デメリット:
・価格がやや高め。
・天然素材のため、形に個体差が大きい。
・高温のお湯にはあまり適していない場合がある。
おすすめの使い方:
・伝統的な素材ながらも、耐久性を重視したい方に。
・高級感のあるマテカップを求める方に。
・先のとがったフォルムが気になる方に。
ガラス・セラミック製のマテカップ
ガラスおよびセラミック(陶器)製は、なんといっても洗いやすいのがメリットです。水で全部丸洗いできますし、瓢箪や木製と違って腐る心配がなく扱いやすいです。家にあるカップ、グラスで代用してもOKです。
伝統的な雰囲気よりも清潔感や使いやすさを重視する方、マテ茶を飲み始めたばかりの方にはおすすめです。

特徴:
・リサイクルガラスを使用したエコな製品も多い。
・純粋なマテ茶の風味を損なわない。
・洗いやすく、衛生的。
メリット:
・マテ茶本来の味を楽しめる。
・お手入れが簡単で、清潔に保ちやすい。
・マテ茶専用ではないカップでも代用可能。
デメリット:
・割れやすい。
・保温性が低い。
おすすめの使い方:
・手入れを簡単にしたい方に。
・手軽にマテ茶を始めたい方に。
冷たいテレレならこのように、グラスで代用しても問題ないですね。小さめグラスが向いています。口が広すぎるものはボンビージャが安定しないので、お勧めしません。

金属製のマテカップ
金属製のカップには、アルミやステンレス製のものがあります。こちらも洗いやすく、腐る心配がないのでメンテナンス要らずで、初めての方でも安心して使えます。軽くて持ち運びもしやすいので、アウトドア、キャンプでマテを飲みたい時に便利です。

特徴:
・耐久性が高く、壊れにくい。
・錆びにくく、長期間使用できる。
・熱が伝わりやすいため、テレレ(冷たいマテ茶)にも便利。
メリット:
・アウトドアでの使用に適している。
・保冷性、保温性が高い。
・衛生的でお手入れが簡単。
デメリット:
・熱くなりやすいので注意が必要。
・伝統的な雰囲気は少ない。
おすすめの使い方:
・アウトドアなど、持ち運びが多い方に。
・冷たいマテ茶(テレレ)も楽しみたい方に。
使いやすい、ステンレスのカラーマテカップ当ショップでも販売しています。ぜひご覧ください。
プラスチック製のマテカップ
プラスチック製のカップは、近年登場した比較的新しいタイプです。シリコンまたはPVC(ポリ塩化ビニル)などの合成樹脂素材で作られたものが、最近では多くなっています。低価格で買いやすく、メンテナンスも不要。カラーバリエーションも豊富で、多様なニーズに対応するために登場したマテカップと言えるでしょう。

特徴:
軽くて持ち運びやすい。
カラフルでデザインが豊富。
価格が手頃で、初心者にもおすすめ。
メリット:
軽量で割れにくい。
安価である。
デメリット:
風味が多少変わる。
長期間の使用には向かない。
おすすめの使い方:
初めてマテ茶を飲む方に。
持ち運びが多く、気軽に使いたい方に。
あなたにぴったりのマテカップは?
カップの種類が多すぎて迷ってしまう方のために、おすすめの選び方をまとめました。
| 用途・好み | おすすめのカップ | メリット |
|---|---|---|
| 伝統的な風味を楽しみたい | ひょうたん(カラバサ)製 | 深みのある風味、伝統的なデザイン |
| 香りや風合いを重視したい | 木製(パロサントなど) | 自然な香り、耐久性あり |
| 高級感と耐久性を求めたい | 角(ホーン)製 | 独特の模様、耐久性が高い |
| 純粋なマテ茶の味を楽しみたい | ガラス・セラミック製 | 風味を変えずに楽しめる |
| アウトドアで使いたい | 金属製 | 耐久性・保冷性・保温性抜群、衛生的 |
| 気軽に始めたい | プラスチック製 | 軽量で割れにくい |
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当店では初めての方でも使いやすく、一人でも多くの方にマテデビューしてもらいたいという思いから、手入れが不要なマテ壺、マテカップのみ取り揃えています。
とはいうものの、伝統的なスタイルの革で装飾されているマテ壺、マテ・インペリアル、丸い形が特徴で「魚雷」の相性をもつマテ・トルペード、トラック運転手が長時間のドライブで愛用したマテ・カミオネーロ、クロコダイルの革を模したブラウンレザー・マテなど豊富な種類の容器を取り揃えています。ぜひご覧ください。
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